ちょっと検索すると、出てくるわ、カナダでの歯の治療に関するもろもろ。
レントゲンだけで700( 79000円 ) したとか、日本に帰れるくらい治療費払ったとか、いやー、様々。たぶん、それぞれが抱える虫歯の程度が違うのもあると思う。
治療内容にも、そのバカ高そうな費用にもびびりつつ、ぽっかり穴の空いた歯を舌でつい触りながら、いろいろ読んでしまった。読んでても仕方ない、とりあえず前に進まないとと、良さげな歯医者を教えてもらい、メールで、状況説明と予約がいつ取れるか尋ねる。
返事が、
“初診よね、もう少し詳細が必要だから電話かけて。”
メールがあるのに、電話か。。チョット電話で歯に絡む会話はムリですと思い、直接出向く。結局、ベーシックな質問だったので電話でも良かったのかもしれない。前の歯医者からの情報が必要か聞いてみたら、
「処置した内容とレントゲンがもらえたら、治療のヘルプにはなるし、コスト抑えられるわね。」
とのこと。
日本のかかりつけの歯医者に電話して、治療時期やその他、いくつか確認。レントゲンは断られる。ちなみにこの歯、いまのかかりつけで治療してない歯らしい。じゃあ高校の時か?
情報がないまま、当日を迎える。
新しそうでキチンと綺麗な歯医者さん。患者はミドルエイジ多し。まあ平日の朝に来れるのがそうなのだろう。
担当の歯科医師さんとご挨拶。見た感じのみの印象では、きちんと処理してくれそうな女性の方。(この時点では、何を持って信頼していいのかわからないから、信じていない)
眩しいならサングラスしてね、と渡される。よくあるライト以外に、先生は小さなヘッドライトも付けてたので、確かに眩しいかも。
特に虫歯にはなってなさそうで、よかった。
かぶせがきちんとはまるか、試してくれていた。先生の手がつるんと滑ってかぶせが喉の奥にオン。ヒッ!と思って喉にキュッと力を入れ、中に入らないように閉じる。セーフ。歯科衛生士さんがバキュームでかぶせを吸ってピックアップし、無事に再装着。そのまま診察台の上でレントゲンを撮り、装着具合の確認。
「かぶせと歯に隙間があるから、つけてもまた落ちるかもね、かぶせを付け直しもできるけど、詰め直したほうが良さそう…、どうしようかしら?」
うーん。いままで問題なく付いてたので、戻した方がいいのか?とか思ったけど、25年以上は経ってそうな銀色の被せ。時はもう2024年。これは、新しくしてもらうのが賢明かなと、詰め直しをお願いした。ただ、費用は先にシッカリ聞いておいた。詰め物は350ドル( 39000円 ) 辺り。お、良心的(情報収集し過ぎて、金銭感覚が麻痺している) 。
麻酔をし、口の中をストレッチ性のある青いシートで覆い、詰める歯だけを外に出す。確かにこの方が、何かと喉に落ちなくて良いのかも。
詰め物は、流しては硬化、流しては硬化、の手順だったので、娘のレジンクラフトのよう。単純作業なのか、歯科衛生士さんと、先日の母の日について小声でずっとおしゃべり。その程度の作業なのかと、気も緩む。
終わって、レジンが固まって、少し形を整えて、オシマイ!!
すっきり!!
「割と穴が深いのよ。痛みや腫れがあれば、すぐ来てね。神経取らないといけないかもね、大丈夫だといいけれど。」
とも言われている。実は舌で触った時の深さに私もちょっとびっくりしてた。高校生の私は何してたんだ〜(怒)
あと、治療後、ほめられました。
You are a good patient.
…どうも( 苦笑い )
レントゲンだけで700ドルしたとかいう話を聞いていたので、
初診料+診察代+処置+詰め物(350程度)=???
恐る恐る受け取った請求書は…
448ドル。
ちなみに掛けてある保険はDental emergency対象で600が上限。私のケースがemergencyかわからんが、とりあえず請求してみることにする。受付のおばさまは、
「クラウン(かぶせ) が取れたんでしょ?それはemergencyよ〜」
とのこと。じゃあ保険内でおさまるかな?
今日の午前中のクラスは、海沿いを歩くらしい。先にいるクラスメートに現在地教えてもらいつつ、足早に向かう。
とってもいい天気!来て初めて、1番気温が高く、気持ちの良い日。
ただし…。ウキウキ歩き始めたら、なんか、歯と歯の間のトゲトゲしたものが舌に当たることに気づく…。えーーー…、もう歯医者出てきてしまったよぅ…(泣)